母胎と胎児の仲立ちをする胎盤は、栄養や酸素を胎児に送り肺や肝臓、膀胱などの臓器が十分に機能していない胎児のために、各種臓器の代行や成長に欠かせない成長因子の供給を行います。 わずか10ヶ月たらずで1個の受精卵が細胞分裂を繰り返し、人間の体に育て上げるまでには成長因子が働く細胞の活性化作用が医学的に大きく関与すると考えられています。
プラセンタの持つ成長因子は細胞を刺激し分裂を促す働きがありますので、新陳代謝が盛んになり、古い細胞がどんどん新しい細胞に置きかわり、全身の細胞が活性化されていきます。
これによって若返り、アンチエイジング効果が得られます。
プラセンタは、紀元前から世界で薬として用いられてきた長い歴史があります。西洋では、古代ギリシャの”医聖”ヒポクラテスが治療に利用していたと言われ、中国では、秦の始皇帝(紀元前259年~紀元前210年)が不老不死の妙薬のひとつに用いられたと伝えられております。エジプト女王クレオパトラ、フランスの王妃マリー・アントワネットは、若返り・美容の目的で、プラセンタを利用していたと言われています。
現在、再生医療現場では、肝臓機能疾患、更年期障害、腰痛、肩こり、アトピー性皮膚炎、冷え性、自律神経失調症などさまざまな臨床効果が認められ、プラセンタは体の内・外及び神経系に大きな効果があります。
肝細胞増殖因子(HGF) | 神経細胞増殖因子(NGF) | 上皮細胞増殖因子(EGF) |
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肝実質細胞をはじめ、諸組織の細胞の増殖 | 神経細胞(知覚・交感神経節細胞) の増殖 | 皮膚、肺、角膜、気管上皮細胞の増殖 |
線維芽細胞増殖因子(FGF) | インシュリン様成長因子(IGF) | |
ヒト線維芽細胞、グリア細胞、血管内皮細胞の増殖 | 軟骨細胞、平滑筋細胞の増殖 | |
免疫力を向上させる成長因子 | ||
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